恐れと不快について

January 13 [Sat], 2018, 12:12


先日クライアントの方から、ある特定の物や人物、場所等を見たり近づいたりすると何か嫌な感じがする、または体感があるのだけどこれは何ですか?どうすればよいですかという内容の質問を受けた。
対象は人物写真だったり人形だったり特定の神社だったりするのだけど、その手の体感に対する恐れや愁訴を持っている方は多いようなので少し記事にまとめてみた。

久しぶりの内的対話『観想(テオリア)』より覚書。


結論からエッセンスを箇条書きにするとこうなる

・絶対的な良い悪い、善悪というものはない。
(従ってこうあるべき形というものもない)

・すべては存在の位相、質、あり方の違いである。
(従って自身の選択とその質は多様性を含む世界の一部にすぎない)

・フィールドは共鳴する。
(力の強い場所や存在は質のベクトルを問わず強いエネルギーを引き付ける)

・恐れは対象に力を与え、逆に自身の世界の中で対象の存在に対する確かさを与える。
(従って恐れた対象を無視できなくなる)

・究極的には自己や他者というものはない。
(従って自分の世界に現れるものは自分の内側にもあり、自分の内にあるものは外側に現れ得る)

・あなたが好むと好まざるとに関わらずそれは在る。
(従ってそれに影響されないでいるためには、自分の位置や視点、選択を変える必要がある)

・一番重要なのは己のプレゼンスを失わないことである。
(いかなるときも"今ここ"に立脚する身体と意思が一番大きな創造性と選択肢を持っている)




以下、質問に対する内的対話です。

『要約すると、自分の中に葛藤や制限や囚われている信念があると、その物差しを当てたところから白黒、快不快、善悪が生まれる。
こうあるべき形や、こうあってほしい形が強ければ強いほど、そうでないものへの抵抗は大きくなる。
世界をありのまま見ようとすることへの抵抗と"力み"が恐れと不快を生む。

対象に対して恐れや不快を感じるのは、対象がそこにあるからでも、自分に対して悪意を持っているからでもない。
持っていたとしてもそれは重要ではない、何故ならそれは自身ではなく彼等の視点とドラマに属している事柄だからだ。
恐れや不快があるときは、ただそこにそれを感じている自分がいるということだ。
それに対しては、物事のありのままを認めるしかない。
感じているものをありのまま感じて抵抗しないと、それはそれ以上の影響力を自身に与えることはできない。
そして物事は必ず変化していくから、やがてそれは自分の体験する舞台から外れていく。

宇宙はあらゆる体験を選択できる多様性を内包している。
体験に対して被害者であることを選べば、被害者であるという視点が生まれる。
出来事や事実に対してある切り口においては被害者であることは言えても、それを選択し体験として維持し続けているのは自身の選択である。
ここに自身の選択があることを認めなければ、体験は選択されたもの以上の力で自身を巻き込み、結果的に被害者の体験が創造維持される。

どんなときも自己の中心にぶれない視点を持つことが重要である。
意識は肉体という焦点を通して、今という時間、ここという空間の中に自己という体験の場を創造している。
今ここだけが体験だ。
それ以外は思考に属している。
記憶した過去と想像する未来はどんなに真実のように見えても実際には体験ではない。
正確に言えば今ここで体験しているもの以外は存在しない。

ありのままを見て、ありのままを楽しむとき、最も力を抜いて味わえる。
それが生の最もシンプルで深い体験になる。
そうであるならば恐れや不快さえも、生のダイナミズムを形成する一つの谷間でしかない。
生はそれらを含む総体なので、一部を無視、排除したまま健全さを保つことはできない。
谷間のない山がないように、陰のない光がないように、それ以外を持たずに"それ"は存在できない。
それが極性と分離の二分法で形成された、私達の体験している世界だからだ。
昼の光と夜の闇を共に味わい楽しむこと。
季節の巡りをそれぞれに愛で、雨の中に祝い、風の中に身をゆだねること。
怒りも恐れも不快さえも、世界と自分の形を知るための本質の形の一つの顕れである。

恐れや不快を避ける必要はない。
だが避けない必要もない。
味わって、観て、ただ手放せばいい。
永遠に続くものはない。
だから今ここには永遠と同じ価値がある。

この世界と体験を祝福して生きなさい。









 
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