今日の掘り出し物

August 18 [Thu], 2005, 18:26



素晴らしい…

釉薬の濃淡で色調統一されたグラデーション。
丹念に浮き彫りされた花模様。
何より目を引く、有田のホタル花彫。
(中身が透けて見えるよう工夫された彫と塗りの細工)
まさしく有田焼の逸品。
急須と合わせ、湯飲み十個の完全一式。
箱が古くてぼろぼろだが、見た所未使用品…


先代の急須が割れてしまったので、新しいのを探していた折、
銀行と郵便局で用事を済ませた帰り道。
いつも立ち寄る古道具屋での出会いでした。
乱雑に折り重なるような箱の下の方、
わずかに見えていた陶器の淡い色。
手にとって見れば、なんとも私好みの色、風合い。


これほどのものが売れずに残っているとは。
これは買いには違いないが、さて、いくらになるものか。
今日の店員は若い。店長は不在のようだ。
交渉するなら今を措いて他にない。

ざっと見たところ、市場売値で少なくとも一万からそれ以上。
リサイクル売値としてもまぁ、二千〜三千五百円あたりが妥当か。
箱と保存状態を持ち出して、千円から上限千五百円程度に交渉できればまず上々…


それとなく店員に持っていくと、さほど興味もなさそうに、
「箱がずいぶん傷んでますね、二百円でいいですよ」


まじで!?
湯飲みは正直そんなに必要なかったが、
そこで下手に交渉すると、相手に気づかれる恐れがある。
こちらも何食わぬ顔で。

「じゃぁそれで。消費税は必要ありませんか」

「えぇ、二百円でけっこうです」

「あ、袋はいいですよ。このまま持って帰りますんで」

「ありがとうございましたー」



店から数メートル離れたところで、たまらず押し殺した笑みがこぼれる。
こういうことがあるから、古物漁りはやめられない。
ほくほくしながら、来た道を帰る。ふふふ。

「有田焼急須ゲットだぜ!!」


ああ、今日もいい日だ。
満足。






ちなみに私の買い物ポリシー。

「いいものを破格に安く」(市場の20%以下が目安)
「ただし本当にいいものには出資を惜しまず」
「あってもなくてもいいものは、ない方がいい」
「足るを知る」




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