奥多摩に山歩きトレーニングに行ってきた。
前回の七峰縦走単独行から、疲れを残して扁桃腺を腫らし、講演会の緊張が溶けて、その後熱を出して先週は寝込んだ。
今回のトレーニングの個人的課題は体力強化と、下りを如何に制するか、膝を傷めずに完歩する方法の開発。
病み上がりだったので、不安はあったけど、チームが全員そろって臨めるトレーニングがおそらくトレイル本番前最後と思われたので、無理をおして行く。
8:28奥多摩駅着
これほど人のいる奥多摩を初めて見た。GW恐るべし。
山仕様の子供と中年多数で壮観。天気もよさそう。
メンバー2名遅刻。準備体操して待つ。
今回のルートは川乗山を滝経由で登頂目指し、古里駅まで下る予定。おそらく20km強くらい。
5月の心地好い風。沢沿いの美しい道。新緑の光。
11:00滝着。
涼しい空気。涼気と神気混じった明るい場所。
早めの昼食補給。
大滝に意識を合わせてみる。白龍の子供がいた。無邪気。
山頂まで登り。
13:00登頂。再度昼食休憩。
登りは前回習得した踵リフト登方により、なんとかペース落ちず。
問題はここからの下り。
下山開始。古里駅を目指す。
ここまで膝の痛みはほとんどなし。今回つけていったサポーターは有効らしい。
しかし膝の裏が締め付けと擦りきれでうっ血しているのが分かる。それが難点。
アップダウンとだんだんきつくなる下り。
ここで閃く。下りで膝に負担がかかるのなら両方上りにしてしまえばよいのでは?
試みに広い幅の下りで後ろ向きに降りてみる。
おおっっ!?
一気にペースが倍近くになる。有りだな。使える。
急激な速度変化にメンバーも驚く。
ストライドを広くとれる上、踏ん張りも楽。視界と安全確保に慣れたら、実用に耐えるだろう。
ストックをうまく使って一点を軸に半円を描きながら交互に半回転運動を連続すると、足元の確認も出来る上、動きがパターン化しないので、関節の負担も少ない。
後ろ下り。これってペースアップと、関節保護のsolutionでは?
しかし、他のメンバーは真似できないようだったので、今のところ個人用。
だけどこれで上り下り、いずれも課題をクリア。
しかも下りはうまくやればペースアップも望めそうだ。
これで不安も大きく解消できたので、100km完歩が見えてきた。
あとはそれをこの5倍、止まらず繰り返せる純粋な体力さえあれば…。
途中迷って、別な道に入りこんで大丈夫かこれでという場面もあったけど、なんとか正規ルートに合流し、下山。
町の音が聞こえ、屋根が見え、人の営みが目の前に現れると、わずか半日がずいぶんと長い時間に思えた。
ここで16:30。
予定ルートも時間内完歩したし、ソリューションもゲット。成果は上々。
やはり山籠もり、特訓と来たら必殺技の一つや二つ習得せねばね。
その後の回復も前回より早いので、確かにトレーニングは効果があるのかも。
いずれにせよ楽しむことが出来たら行けそうだ。
今回は新緑が美しかった。
覚書
・水はだいたい水筒フル2.4Lで約20kmの移動に耐える。
・当日装備はほぼこれで行けそう。確定。カーゴパンツは本日購入。
・膝サポーターは役に立つ。膝裏の皮膚の擦れが要調整。
・下りはストックを活用し、後ろ向きに降りよ。
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