岩根に咲く花



  

路傍の花に魅せられて、立ち止まった。

そのとき降りてきた言葉。



………………



毎日に厭いているか、変わらぬ日々の問題を嘆いているのか。

(ここを)見るがいい。それでも生きることは劇的だ。



平凡さの演出に無心する者よ。

ただそれをやめるだけで、人生が動き出すことに任せてみなさい。



岩根に咲く花の、凛と立つ美しさ。

与えられた場所を問わず、咲き誇る強さとしなやかさ。



あなたの口にする、あらゆる理由を、その花の前で語るがいい。

なお胸を張れるかどうか、問うといい。



理由を必要とせず、命はただ在るだけで輝きを持つ。



言い訳せずに生きなさい。

あるがままの己を受け入れ、なお誇りなさい。



あなたを苛んできた理由の多くは、あなた自身の真の価値とは無関係だ。

人から与えられた理由には、囚われないようにしなさい。



あなた自身が、自分の生命の内側から生きるとき、その花のように在ることができる。

彼等はそのように生きている。



生命は軽やかで、しなやかで美しいものだ。

あなたもまた同じところで生きることができる。

そのようにありなさい。










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