さーて、いよいよ今年も最後の月に入りましたね。
最近知ったのですが、江戸時代の習慣というか決まりでは、旧年中の借金は年をまたぐと返さなくてよかったらしい。
なるほどねぇ。今年の貸し借りは今年のうちに清算か。潔い。
きっと先生って呼ばれるような人達がお金を貸して、12月に入って借金の回収に走り回っていたのね。
だから師走っていうんでしょうな。
写真は忙しいような、そうでもないような日々の中、先日近所を散歩していたときのひとコマです。(↑)
初めて会う子(猫)だったけど目が合ったので、自転車を停めて呼んでみたら、サドルに飛び乗ってきて交流しました。
猫はお話できると思う。多分小さな子供とかと一緒で、こちらのメンタル体あたりのエネルギーボディの様子を見て、思考をある程度読み取っているんじゃないかなぁ。
それ以上はだめとか、ここまでは大丈夫とか、かなりこちらのバウンダリ(境界線)を認識しながら触れてくる感じがある。
その日は行ったことのないとこをあちこち歩き回って、白蛇と龍神の祀ってある、縄文時代の古墳跡の洞窟に入ってみたり(真っ暗で、小さな蝋燭一つ渡されただけで、かなり怖かった)、立ち寄ったギャラリー主催のレースガラス展を観たり、新しく近くに発見した、何屋だか分からない不思議なお店を覗き込んだりしていました。(休みだった)
合間合間のオフの時に、何を吸収するか、蓄積沈殿させるかで、きっとその人らしさのアウトプットは変わるのだと思う。
そういう体験や情報が、何もしていないボーっとしているときや、頭が空になっているようなときにデフラグされ、最適化して、なんらかの個性として抽出できるものに熟成されていく。
だから師が走ろうが、12月だろうが、世間がざわつこうが、一切変わらずお構いなくやります。
変わらずペースを保つというのは割と大変なのだけど、必要なこと。
ぼーっとする時間がないと、クォリティーが落ちる。
クォリティー(質)を維持したまま、クォンティティー(量)を出すのが課題だなぁ。
とりあえずやろうとしている書き物を年内でできるところまでやってみよう。
そうそう、その時休みだった例の不思議な店の店主さんとは、昨日道で会って(道の脇に座って煙草ふかしてた)、そのままお店の中に入れてもらって(定休日なのに)しばらくお話しました。
荒野や平原にいるのが似合うような、大きな皮の帽子とジャケットを着た、プリミティブな匂いのする人。
一目でこの店のご主人だと分かった。
向こうも、麻の上下を着て、下駄で自転車こいでいる僕を見て何か認識したらしい。
そこはネイティブアメリカンやアイヌのようなテイストの、素敵な皮細工や小物をオーダーメイドで作っている工房でした。
出してもらった椎茸茶がスープみたいで、とても美味しかった。
工房の隣に、お茶の飲めるようなカフェスペースも今月オープンするらしい。
こういうお店が近所に増えるのは非常に嬉しい。みんなどんどん集まってくればいい。ビバ矢野口。
明らかに社会の仕組みとか常識とかからはドロップアウトしながら、自分の技と力で、経済と接点を持ちながら生きている。
なんというか生きものとしての生きる力を感じる。こういうオーラ持っている人好きです。
しかもただ自分らしく生きて居た結果そうなっただけで、わざわざドロップアウトしたというような感じもない。
気負いがなくて自然な空気のまま、好きなことを通して生きたいように地上で生きている。
その上で結果、社会や自然と調和して生きている。
素晴らしいね。そういう人、本当にもっと増えればいい。
カフェスペースがオープンしたらしばらく入り浸りそうです。
そんなこんなで12月の始まり。
今月のイベント情報です。
よろしくおねがいします。
ありがとう。
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12月のイベント&WS
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