さよなら PHS







本日の17時をもって、15年愛用した私のPHS回線が終わる。

なんということだ。良きものはこうやって徐々に締め出されてゆく。

回線終了の来年三月まで使うつもりだったが落として画面が割れてしまった、もう機種変更さえ儘ならない。

次機をガラホにしたのは僅かばかりの抵抗と、あの時代への愛着と憧憬。



PHSというのは本当に優れた技術だったのだ。

自動車電話から発展した携帯電話の技術とは全く異なり、持ち出せる子機の発想から発展した自らほとんど電磁波を出さない、生命に対して大変優しい技術だった。

これも来年の春を持って市場から失われることを思うと大変残念だ。



今回不本意ながら3Gから4G回線への移行を余儀なくされたわけだが、世界はその先の5Gやビッグデータのインフラを視野に入れて、実装準備に取り掛かっている。

あれは飛ぶ鳥が落ちて死ぬような電波技術だから、原子力と同様にまだ人の手に余るだろう。

良きものを次の世代に応用して、命と世界に優しい新しい電波技術の開発を切に願う。





写真は私のPHSで撮った最後の写真。

電話機と同様に私と20年以上連れ添った盟友サボテン先生。





なお、明日よりメイン携帯電話機の通信会社変更に伴い、今まで使用していたPHSキャリアメール(troubadour@di.pdx.ne.jp)が使えなくなる模様。



今後、私用仕事用のメインアドレスはこちらmail★tabibitonoki.org〈★→@〉に統一されます。





ご変更よろしくお願い致します。

※電話番号は今まで通りです。





貫山貴雄















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