電車の中で読んだ本の抜粋。
トールキンのファンタジーというものに対する、真摯な姿勢とその文章が好きだ。
「だが、想像だけであってもファフニールがいる世界はずっと豊かで美しいのだ。
そこがどんなに危険であろうとも。
平穏で肥沃な平野に住む人は、人跡未踏の山々や自然のままの荒海のことを聞くと、心底あこがれてしまう。
人間の身体はもろいけれども、心はたくましいのである。」
J.R.R.トールキン (「妖精物語の国へ」より)
※ファフニール(ファーブニル Favnir)はドイツの叙事詩『ニーベルンゲンの歌』
の中の竜。英雄ジークフリートに討たれる巨人族の化身。
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