イルカが教えてくれたこと

 




お友達のtoshiさんの、さらにお友達のnaokaさんの日記から。

カウアイ島の方なんだけど、とても素敵な内容だったので、ご紹介します。



そういえば昔、そんなを書いたことがあったなぁ。

いつか憧れではなく、今ここの体験から、そんな言葉を紡げたらいいなぁ。

やっぱり地球っていいな。











(以下転載)

*-*-*-*-*



『イルカが教えてくれたこと』





朝日が空を染めてゆく~



「朝日を見に行こう」

からだが動いた。



車を運転していつも行くビーチに向かったけど

からだはそのビーチを横目に、さらに先に進んだ。



「あ~、カリヒワイ湾に行くんだ」

とふと、思った。



カウアイ島の北部の小さな湾。



ビーチには車が一台。

海にはまだ誰も入っていない。



ふと、何かを感じた。

「イルカ???」



そう思った瞬間、赤ちゃんイルカが飛び跳ねた。



「わ~、ありがとう!」



早速シュノーケルのギアを持って波際へ。



「一緒に遊んでくれる?」

そうイルカに問いかけると

また赤ちゃんイルカがジャンプ!



「ありがとう」



ひとり海に入る。



誰もいない水。

イルカと私。



沖まででて、どこにイルカがいるのかな~?って

待っていると、一頭のイルカの背が光った。



「あっちだ!」



数メートル泳ぐと、イルカの群れが私を迎えてくれた。



「ありがとう!!!」



でも、今日の水は透明感それほど良くない。

マスクも曇り、太陽が水の中で輝いて

うまくイルカたちの姿が見えない。



でも、からだが動きたい方向を信頼し、

かすかに見えるイルカたちの姿を

直感で感じながら、泳ぐ。



あかちゃんとおかあさん。

お母さんイルカの下で

赤ちゃんイルカが葉っぱを手に遊んでいる。

そんな赤ちゃんをお母さんイルカは尾でナゼ、ナゼしている☆

かわいい。



私が全力で泳いでも、

イルカたちはスムーズに

まったく努力もなく

水と一つになって

早い速度で泳いでいる。



「あっ、もう見えない!」



「ありがとう、遊んでくれて」



水面に顔を出し、イルカたちを探す。



「どこにいるのかな~?」



わからない。

でも、まだもう少し泳ぎたいな~。



そうすると、また一頭のイルカが背を水面に出し

私を誘ってくれる。



イルカたちの群れが教えてくれたこと、

それは、例え見えなくても、

例え未来が分からなくても、

未知を恐れないこと。



マインドは、見えないことに対して恐怖を抱く。

マインドは、イルカたちを見失ってしまったことを悔いる。

もっと頑張って泳げば長く一緒にいられたのに!とか

マスクをきれいに洗っておけば、曇らなかったのに、とか

あるがままを受け入れる、

ということに、抵抗しようとする。



でもね、

いいんだよね、

何も変えなくても。



今、このままの体験が贈物。



泳ぎ去ったイルカたちが戻ってこないかな~って

思いつつも、からだが少し冷たくなって来たから

ビーチに戻るタイミングだ。



ゆっくり、のんびり、砂浜へ向けて泳ぐ。



車に戻り、からだを乾かし、感謝をしながら海を見つめていると、

沖でまたイルカがジャンプ。



そして、さらに大きな群れが湾を訪れるのを見ることもできた。



100頭ほどのイルカたち。

時折、飛び跳ね、スピンして、遊んでいる。



そうか、灯台下暗しで、近くにいることで

気がつかないこともあるんだ。



遠くから見つめると、広い範囲を見つめることができる。



そうすると、近くにいる時とは、また違った経験が出来る。



私自身が広く、広くなっていけば

イルカの群れも

この湾も

カウアイ島全部も

地球全体も

宇宙も

すべて

みんな

私の中にあるんだ。



分離なんてないんだ

切り離れることも

ひとりぼっちになることも

ただのイリュージョンにすぎないんだ。



そう感じることができると

不安が消える

恐れがなくなる

安心感が広がる~



う~ん♬

イルカさん、ありがとう。

素敵なメッセージを届けてくれて。



ありがとう♡



*-*-*-*-*











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