今日は移動の電車の中で内観していたら、ある理解に至った。覚書として残す。
昔から、ある種の自分の領域への侵食、自身をありのまま受け止めてもらえないことに対して、必要以上の怒りや抵抗があるのは何故だろうということを考えていた。
突き詰めていけば、幼い頃感じた、母親の過干渉に対する怒りだったり、子供を自分の領域の延長として介入し取り込み、その自我や個を無視した在り方に対する憤りだったり、(相手にとっては理不尽な物言いだったりもするが)そういったものが感覚に浮上してきた。
が、そのとき守ろうとした個とは、自我であり、つまり子供としての自我に対する境界のようなものだ。
だとすれば、それは本当の自分自身とは違うものなのか。
なんかムズムズするぞ。そのとき理解が降りてきた。
「侵食されているのはあなたのエゴであって、あなた自身ではない」
言葉にするとシンプルなのだけど、天啓のような明るさで、何かの感覚が広がる。エウレーカ
そのままどこかに繋がって、メッセージが降りてきた。
電車が駅に着く1分前にあわててメモする。
「侵食されているのはあなたのエゴであって、あなた自身ではない。
エゴとして生きるのではなく、あなた自身として生きなさい。
あなたとは純粋な意識だ。
エゴはあなたの機能、要素、側面の一つに過ぎない。
それは、個として全体から独立し、分離してあろうとする、生の分離法の表現であり、一体に向かうための試みである。」
エゴではなく、意識として生きるということ。
エゴを離れた意識になるということ。
それが体を持ってそれに振り回されず、真に生きるということ。
なんだかとても腑に落ちた。
まるで脱皮したような感覚。
あー、これがプレゼンスで、これがセンタリングっていうことなんだと実感として理解したような気がした。
一人ごちて満ちる。とても楽になった。
で、どこに向かって移動していたかというと、ネットラジオの収録スタジオに向かっている途中でした。
今日はSETの Podcast にゲストとして呼んでいただいていたのです。
Podcast は、録音した音声素材をラジオ番組のようにインターネット上で公開できるシステムのこと。
SETは三宅裕司さんの率いる劇団、スーパーエキセントリックシアターのことです。
そこの役者さん、坂田鉄平くん&出口哲也さんの番組「鉄平・哲也の鉄の哲学」に今回お邪魔させていただきました。
割と長いこと話したので、3回に分けて出演させていただくことになりました。
第177回(5/25更新)、第178回(6/1更新)、第179回(6/8更新)
毎週火曜日更新だそうです。
なんかもう、こういうご縁はありがたいね。
すっごい楽しかったです。
ぜひ内容は聞いてのお楽しみ。
公開されたら、また改めてお知らせします。
ありがとう。
*-*-*-*-*
プロフィールページにもラジオの音源あります。
(一回目)https://tabibitonoki.org/set-2010-05-25-72865.mp3
(二回目)https://tabibitonoki.org/set-2010-06-01-53151.mp3
(三回目)https://tabibitonoki.org/set-2010-06-08-68381.mp3
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