役に立たないもの


oshoの話で一番好きかもしれないな。



【有用な人生より喜びの人生を】

バラの花が何の役に立つ? 
歌っているこの鳥たちが
何の役に立つ?
はるか遠くで、
あなたを呼んでいるこのカッコー…
何の役に立つ? 
星が何の役に立つ? 
そして山が? 
そして河が?

存在は祝祭だ。
それは市場ではない、
それはフェスティヴァルだ、
それは歓喜のカーニヴァルだ。

それは踊りだ、
それは歌だ、
それは愛だ。

それには何の実益もない。
それは、他のいかなる目的への
手段でもない、
それそのものが目的だ。

それこそ私があなたがたに
教えていることだ。
喜びに満ちあふれなさい、
祝う人でありなさい。 
生を完全に愛しなさい、
生を完全に生きなさい。

もちろんあなたが、
自分の力でパンとバターを
手に入れられるほど
聡明になるのは言うまでもない。
それに、それはそれほど
大きな問題ではない…
それは、ごくわずかの努力で、
いともたやすく手はずを
整えることができる。

そのために自分の生全体を
無駄にする心要はない。

踊りがゴールだ。
他のものはすべて部分にすぎない。
そして、もし“あなた”が
喜びに満ちていたら、
あなたは人々が喜びに
満ちあふれるのを助ける。

もしあなたが笑うことができたら、
あなたは存在のなかに
笑いのさざ波をひき起こす。
それが真の奉仕だ。

知っているかね?
アルバート・アインシュタインが
死ぬ前に、誰かが彼に尋ねた。

「もしあなた にもう一度機会が
与えられ、あなたが
この世に戻って来ることを
神が快く許されたら、
あなたは何になりたいですか?」

彼は目を開けて、言った。
「ひとつ確かなことがある…
物理学者には二度となりたくない、
科学者には二度となりたくない!
むしろ私は配管工になりたい」

ある理由がある、
そこには偉大な体験が含まれている、
そこには大きな後悔が
含まれている。
ア ルパート・アインシュタインは、
自分の人生を無駄にしたことを、
自分がヒロシマとナガサキの
原因だということを――
自分が人類にとって
アドルフ・ヒトラーよりもさらに
危険だということを熟知している。
いつ何どき、
世界全体が消滅してしまうかも
しれない可能性がある。
しかも、その理由と原因は
アルバート・
アインシュタインにある。
だが、彼は、原子エネルギーを
発見しつつあるとき、
自分は社会に偉大な貢献を
していると考えていた。
どうか、あまり社会の役に
立つことは避けて欲しい。

バラの木を植えなさい――
ヒロシマやナガサキは
もうたくさんだ。

小さな植物に水をやりなさい。
もう少し世界に緑を、
もう少し世界に赤を、
もう少し世界に黄金色を
もたらしなさい。

ギターを弾きなさい。
もう少し世界に音楽を、
もう少し世界に
調和をもたらしなさい。
愛しなさい。
愛のために愛しなさい。

【Osho講話「一休道歌」】






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