花試験



とても冷え込んだ一日。
仕事で使う資格の試験を受けてきた。

カットフラワーアドバイザーという切花の技術と知識の資格。
週一で花を教えているため、持っていると何かと都合がいい。

今週後半はわりと勉強していたつもりだが、
それでも資格試験とかは落ちたことがないのでわりとなめていた。

内容はかなり専門的で、手ごたえは結構やばいかも。
んー、五分五分くらいか。
一日専門的な講習を受けて、最後にテストだったので、
内容的にはわりと楽だったんだけど。
大学の講義を丸一日聞いた感じだった。

学生のころは毎日やっていたんだなぁ。
すごいなぁと思った。
机に向かうだけの勉強はわりと体力がいる。


帰りに駅で切符を買おうとうろうろしてたら、
ふいに知らないおば様に呼び止められた。
にこっとして私の手に何か渡すと、
「切符買うの?ならこれ使って」
とJRの首都圏なら一日何度でも乗り降りできる切符をもらった。
そして御礼も出来ないまま、彼女は人ごみに消えていった。
うーむ、ありがたいこともあるものだ。

まっすぐ帰るつもりでいたが、せっかくいい切符をもらったので、
友人とお茶を飲んで帰ることにした。
実り多き一日。


部屋に帰ると、今朝は元気だった一輪挿しのバラが、くたっとなっていた。
いわゆるベントネックという状態。
植物の導管に細菌などがつまって起こる、吸い上げ不良。
バラの場合は放っておくとそのまま枯れる、非常にまずい状態。

あれまぁ。さっそく覚えた知識で、治癒を試みる。
写真は、水切りされたあげく横にされて、花首から下を氷水にさらされたバラ。
数十分してなんとか一命は取り留めた模様。


植物は愛とか感謝とか、生きる力とか、全身で無条件に、
相手がいてもいなくても表現し続けるところが素晴らしい。

すごいなぁ。うつくしい生き様。










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