夏の火





いつのまにか夜風に秋の気配です。

今夜も澄んだ、雨上がりのいい月が出てます。



先日行った24時間WSのひとコマ。

ようやく夏らしいことをしたって感じです。




夏の終わりのこの頃が、

なんだか一番切なさを感じる季節でもあります。

いろんなものが移ろっていく。

留まるものがなく、その必要もなく、

抜けるような清々しさと、

移ろっていったもの達の残した、

圧倒的な存在感と、その空虚感。



家主のいなくなった、空っぽの部屋を見るような、

そんな気持ちを、透明になりかけた夕空の風や

遠く澄んできた夜の色に思います。



本当は失われるものはなく、ただ変化しただけなのだとしても

ここにあったものが変わっていってしまうことが、やはり淋しいのは、

どんな季節の中にも、大切な時間があった証拠なのだと思うのです。



ありがとう。









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