足がいたい話




実は先月末に、足を派手にぶつけた。

大急ぎで、携帯の時刻表調べながら走ってて、バスのベンチを蹴飛ばしたのだ。



まったく、怪我なんてしたの久しぶりだよ。

このどこにぶつけたらいいのか分からない、やるせない思いをどうしたらいいんだ。



(※ちょっと痛々しい話なので、苦手な方は以降読まないことをお勧めします)





急いでたので、とりあえず庇いながら歩き、電車でヒーリングしつつ、午前中の用事を済ませる。

かなり痛くても割と平気な顔していられるものだ。

午後に辿り着いた友人宅で、ようやく消毒させてもらう。



穿いていたタイパンツの裾を上げたら、ぺりっとして、乾いた血が張り付いた感。

まぁ多少は血も出てるだろうと思ったのだけど、布越しだったので、出血はそれほどでもない。



これいっそ血が出ちゃった方がよかったんだろうなぁ。

ぶつけたのが左足脛(左スネ)だったので、骨を強打して腫上がっている。

歩けるから折れてはいないんだろうけど。

可哀想な足、よしよし。こんなにふくれちゃって、ヒザとスネでフタコブラクダみたいだ。







その後、とりあえず歩けるし、出血も止まってたので、消毒だけして放っておいたのだけど、ここ2、3日、ぶつけたのとは違う種類の痛みが浮上してきたので懸念していた。



左足に重心をかけると、ちょっと立つのが辛いくらいの鈍痛がでるのだ。

足の踵から踝、土踏まずにかけて、謎の広域青アザも広がってるし。なんじゃこりゃ。

腫れはだいぶ引いたけど、コブは相変わらずだし、中で化膿しちゃってたりしたら困るなぁと思ってたので、今日はお医者さんに行ってみた。



ヒーリングやエネルギーワークの仕事なんかしてたりすると、誤解されがちだけど、私は別にアンチ西洋医学ではない。

必要性に応じて、使い分けや、住み分けは行われるべきだとは思うけれど、どちらにも得意分野や、そうでない領域があるというだけのこと。

互いのよさを引き出しながら、結果、人類の進歩と成長の役に立てばいい。

医術や代替医療が、互いに認知し合いながら、謙虚にそれぞれの出来ることを統合していけたらいいのだと思う。



急な怪我や緊急性を要する急病なんかは、フットワークの軽い即効性が求められるから、西洋医学の得意分野だと思う。

スピリチュアルなプロセスまで視野に入れた、統合的、ホリスティックなワークなんかは、ヒーリングや東洋医学が秀でていると思う。



とはいっても、体質的に薬物治療自体に抵抗があるため、私は基本的にはまず医者には行かない。

行くのは今回みたいな緊急の外科処置か、自分で見きれない歯医者くらいだ。

(重度の虫歯でない知覚過敏くらいならクラニオやヒーリングで対処できるけど)



このお医者さんに行くのは二度目。駅前の整形外科さん。

割と信頼できる感じの男性のお医者さん。

医者はその人の持っている空気がとても大事だと思う。安心感を与える。

これから切られるかもしれない人に安心できなきゃ、怖くて任せられない。



この人には以前は指に刺さって、そのまま埋まって出てこなくなった鏡の欠片を簡易手術で取ってもらった。

それが人生初手術だった。今回は二度目。平和な人生だ。





ちょぉー痛かった。



ほんと痛かった。

この叫びをしたいがためにわざわざ日記書いてるくらい痛かった。

手術っていたいのね。

(以後痛々しい表現があります。嫌いな方はご注意ください)





まず、切らないと溜まっているのが膿なのか、血の塊なのか分からないので、切ってだしますか?と言われる。

それはできれば自分でやりたくないので医者に来たのだ。

やってくださいとお願いする。



傷口をもう一度切り開いて、中に溜まった血の固まりを押し出してもらう。

当然麻酔はなし。(薬物がきらいなので)





「ちょっと歯をくいしばっててくださいね~」

(チクッとして、そのあと傷に何か入ってきてさらに切られる)



(ぐあぁぁぁ ちょっと脂汗をかきながら堪える)



「こんなの出ましたよ。化膿してはいなかったみたいですね」

(血の塊のついたガーゼを見せられる)



「どうも奥の方で固まっちゃったのがあるみたいなので、もう少し深く切って搾り出してもいいですか?」



「ぇ、ええ、お願いします・・・」

(さらに奥っすか、まだ切るんすか!



(ぐあぁぁぁぁぁぁぁ ちょっと脂汗と冷汗で体がこわばる)

(意識を痛みから逸らすため、頭の中で何か猛烈に宇宙語でつぶやいている)



「痛いですかぁ?」

(傷口と骨付近をチューブを絞るように搾り出している)



「いたいです」

(は、早く終わってください)



・・・・・・



「はい、こんなに取れましたよー。骨の膜が傷ついて出血して、ゼリーみたいになって周辺組織付近で固まっちゃってたので、それが筋肉や筋や神経を圧迫して痛みが出てたんでしょうねぇ」



「あ、はい。ありがとうございます。随分たくさんありましたね」



とりあえず化膿はしてなかったみたい。

足の踝と踵付近の謎のアザは、事故当時内出血した血が移動したものらしい。

おそるべし人体。







うう、傷があるから当たり前だけど来る前よりさらに痛い。

包帯ぐるぐる。早く治りますように。







とりあえず帰って、痛い足をソファでヒーリングしてたら寝てしまったみたい。

今日は、病院行って切ったくらいしかしてない。あまり動けないから仕方ないけど。



そしてどこかの花火大会の音で起こされる。

窓の外、遠くに花火が上がっている。



とりあえず椅子をベランダに出して、そこに座ってヒーリング続けながら花火を眺める。

これはなんかのご褒美だと信じたい。

風情あるいい国に生きられて幸せだ。



昨夜作った免疫活性ヒーリングティーを飲みながら、夕食を作る。

免疫系に作用するハーブティーをベースに、自分用にエネルギー調整を施したスペシャルブレンドティー。

これでかんばれ、俺の免疫システム。



今夜の夕食は、ナスと獅子唐、パプリカのペペロンチーノ。

それとトマトとキュウリのサラダに酵素玄米。

作りすぎて腹が膨れすぎだけど、それで全力で身体を再生してくれるよう願う。



明日はイベント下準備のため、キッチンの仕込み作業お手伝いで会場入り。

明後日は主催イベント「シャーウッド」。



痛いけどがんばるよ~。

そんな感じでがんばってるので、みんなよろしくおねがいします。

痛くて長いお話読んでくれてありがとう。








 

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