災害時のメンタルヘルス





 

いいお天気が続きますね。ありがたいです。



震災から一週間が経ちました。

世の中はまだ相変わらず、少しざわざわしたエネルギーが溢れていて、その爪跡は消えていないようです。



なんとこの一週間、すべての予定をキャンセルして部屋に籠もっています。

毎日少しずつ外に出てはいますが、今朝起きたら腰が少し痛くなっていました。

もはやなんの影響かわからないほどですが、それなりストレスを受けていたのでしょう。

今日は災害時のメンタルヘルスに関するとてもよい記事を見つけたので、それをご紹介します。



以下はボディーワーカー仲間の扇谷さんが紹介されていたロルファー、田畑浩良さんのブログで紹介されていた臨床心理士、角田みすゞさんがまとめられた文章です。(ややこしい)





[出典]

・~・~・~・~・~





災害時のメンタルヘルス(転用)



SE仲間の臨床心理士,角田みすゞさんがまとめられた"自分を落ち着かせる方法"をそのまま転用します。とても参考になりますので,周りの方にご紹介ください。







災害時のメンタルヘルス

(自分を落ち着かせる方法)



大変大きな災害が発生いたしました。東日本の親戚や友人、被災した方を思い、心を痛め、心配な時間を過ごしている方は多いと思います。被災された皆さまとその後家族、ご友人の皆さまに、心からお見舞い申し上げます。



震災から派生する二次的な災害も起こっており、皆さま心配も大きいと思いますが、まず、ご自身の安全を確かめ、自分を落ち着かせて下さい。これは、援助者・世話をする立場の人にとって、一番大事なことといわれています。ミラーニューロンというものがあって、「落ち着いている」神経は、「落ち着きをうつす」ということがわかってきています。まず、自分が落ち着いていることが、周囲の人にとって役に立ちます。

**

息を詰めて、呼吸をしていなかったり、肩や首、歯を食いしばって、力が入っていることはないでしょうか? 緊張しているところにほんの少し意識を向けて、それが、和らいでくるまで時間を取って見ましょう。息を吐いて、次に自然に空気が入ってくるのを待ってみて下さい。 あるいは、「わたしは大丈夫」と声にだして、または、心の中でつぶやいて、自分自身で自分の腕や、おなか、足を触ってみることや、自分を抱きしめることは、自分を落ち着つかせるために役に立ちます。 のどとみぞおちの間の胸の上に手を置き、その温度と重さを感じてみます。そのまま、少し、自分のために、静かな時間を取ってみましょう。そうしていると訪れてくる、自分の落ち着いている感覚を、カラダに覚えさせてみてください。

大人の方は、この感覚をもって、子ども(周囲)に関わってみてください。

**

ふらつく感覚や、麻痺した感覚、興奮した感覚や行動がおこるのは、高いストレス時には正常なことです。 そのことに気づき、休息(目を閉じる、自分の身体にきづく・触る、横になる、情報を遮断する)をとるようにしてみてください。



テレビからの情報収集は、不安や緊張など、さらなる活性化(緊張や不安、疲労の引き金)を引き起こします。視覚情報は、そこから離れることを難しくするという特徴もありますので、できるだけ、ラジオからの情報収集をお勧めします。



不安になっている人が周囲にいるとき、援助や世話の仕事をしている人は、よりアドレナリンが出やすく、心身が活性化しやすいといわれています。このエネルギーは、発散されないと、無力感を強くしたり、心身の不調のもとになるといわれています。



この(緊張・不安)エネルギーを発散することは、日常生活を送ることや、心身の疲労の回復にとても役に立ちます。

大人にとっても、もちろん子どもにも、動くこと(散歩・買い物に行く、料理をする、運動をするという生産的なことから、歩き回る、歌う、・・など、非生産的なことまで)、遊ぶこと、笑うこと、声を出すこと、泣くこと、涙を流すことなどは、発散を助け、これからの日常生活や回復をより簡単にします。



ききわけのよい子どもは、我慢してエネルギーをため込みやすいので、触られるのをいやがらない子どもは、時々、目を合わせてにっこり笑ったり、頭や背中をなでてあげること、抱きしめてあげることはとても役に立ちます。



責任感の強い人は、頑張りすぎたり、休むことを自分に許さなかったり、災害弱者に共感しすぎたりして、肉体的にも精神的にも疲弊しやすいことが知られています。また、被災者への罪悪感から、楽しむことや笑うことなど自分の世話をする活動を自粛してしまうこともよく起こる行動です。また、怒りを感じやすくなったり、感情の起伏が普段より大きいときも、配慮が必要な合図かもしれません。それらのことは、ストレスが強いときに一般的におこるものですので、そのことを伝え、休息をとるように周囲からそっと促してみて、応じるのを待ちましょう。無理強いは禁物です。関わるのが難しいときは、少し距離を取って、まず関わりをもとうとしている自分を、落ち着かせることから始めましょう。



上記を試して、まず自分そして家族や周囲のコミュニティを、落ち着かせてみてください。



周囲の人にも、まず、自分の安全確認、まず落ち着くことが一番大切であることを、広げていって下さい。ちょっとずつ、自分と家族とその周辺から、落ち着きの輪を広げていきましょう。みんなでつながって、のりきっていきましょう。



祈りとともに



臨床心理士 角田みすゞ

平成23年3月15日





<参照・引用文献>

災害メンタル・ヘルス支援 西尾和美Ph,D

Mitchell, Jeffrey T. & Everly, George S. Critical Incident Stress Management (CISM): Group Crisis Intervention

トラウマ療法であるソマティック・エクスペリエンス®(SE)の療法家(米国在住)から届いたサポートメールをSEプラクティショナーであり臨床心理士の藤原千枝子がまとめたもの 他







*-*-*-*-*







震災に際しての注意点  





震災によるトラウマ的悪影響から回復するための情報をお伝えします。



○必要な情報以外は意図的に見ないようにする。



 →TVの悲惨な衝撃映像を繰り返し見ると神経系が高ぶったままになってしまう。パソコンやTVからの刺激とその情報のネガティブな側面からの影響で,眼に関わる筋肉に慢性的なストレスが加わりやすい。それが,首/肩の緊張へと連鎖し,呼吸が浅い状態へ。Peter Levine博士曰く,地震の後では,地面を敵とみなし,グラウンディングしにくくなる。それによって気が上がった状態になりやすい。このネガティブな連鎖の元である,視覚を通しての悪影響をまず絶つこと。人間の性質として,全く震災の影響を受けなかった生存者は,罪悪感と無力感を感じやすい。

目を休めるには,眼球の重さを眼窩に感じることが大切。2人いる場合には,一方が他方のつむった眼の上の内側の端上を極めて軽いタッチで触ると,それを感じ易い。眼が眼窩に少しでも落ち着くとそこから影響が及んでいる緊張が解放されます。



○休息の時間をしっかりとって,自分が安心したりサポートを感じる何か,事/物/人と交流する時間を大切にする。

 

→意識的に休む時間を確保し,神経系を落ち着かせることが大切。一人神経系が落ち着いた人間がいれば,それが周囲の活性化した神経系を鎮静させることにつながる。横になったときに,床や台,ベッドが自分を支えてくれている感覚を感じてみる。ゆだねる感覚が休息の質を向上させる。特に子供は敏感なので,TVによって知らない間にトラウマ化されている。寝ている時にそっと固まっているところに手をおいて,布団やベッドにゆだねやすいようにしてあげると様々な解放が起きます。



○歩いたり,外の空気を吸ったりして,身体を実際に動かして,希薄になった感覚を自分の身体に戻す。



 →災害に遭った後,逃げる/防御するなど身体の衝動に沿って神経系の高ぶりによるエネルギーを発散させて人達は,そのことがトラウマ化せず,心身ともに健康であるという観察データがある。直接的な被害に遭う遭わないは関係なく,身体を実際に動かすことはとても重要。先日一人のクライアントの方は,ずっと震災後家に籠もって心身のバランスを崩したが,思い切って外を歩いてみたところ,気分が晴れてきたことを語ってくれた。



○焦って何かをする前に自分の神経系をまず落ち着かせて,ペースをスローダウンし,災害以前の日常を可能な限り再開し,現実で得られていたものとのつながりを回復させる。



 →スローダウンするのも交感神経の沈静化に役立つ。目の前にある日常,例えばいつもいっているカフェでコーヒーを飲んで,店員さんと一言二言話すだけでも違う。ネット上でやりとりするより,思い切って電話の肉声を聞くと頭で空回りすることが整理されたりする。



役立ちそうだったら,やってみてください。



みなさんの身体に起きている神経系の高ぶりが少しでも落ち着きますように!



以上の情報は,Somatic experiencing®のコミュニティからの情報(藤原千枝子さん他)をもとに,身体的な観点での知見を加えて記述させて頂きました。







・~・~・~・~・~







 明日は満月なので月と地球の重力場の関係で潮汐力が最大に働きます。

つまり地球が太陽と月と自転との諸々で引っ張られて、たわむ力が一番大きくなる日です。

プレートがずれやすくなるので、地震が起こりやすい日でもあります。



でも怖がらないで自分の意識を中心において、光の方向を意識し続けましょう。

そうすれば、あなたの周りの平和は保たれます。

あなたが身近であなたが触れる人々にも、よい影響を与えることができます。

私達の意識が拡大すれば、この日本の意識磁場、地球磁場にだって影響を与えられます。(与えています)



私達は意識するとせざるに関わらず、焦点を当てたものにエネルギーを与え、それを拡大しています。(それが不安や怒りだろうと、希望や意志だろうと)

エネルギーはそこに留まり続けると凝固し、バイブレーションが固定化して現実となります。

意識は現実を創造する力を持っています。

それは、私達はこの現実を癒す力も持っているということです。



想像しましょう。辿り着きたい未来を。

いつだったか、二つのヴィジョンをほぼ同時に見たことがありました。



一つは膝を抱え、小さな砂の丘の上から地平線の向こう側を眺めていました。

真っ赤な空と真っ黒な雲が世界を覆って、私はただ終わりがやって来るのを待っています。

一人で、この星と運命を共にするつもりで、ただ諦めとともにそれがやってくるのを待っていました。



もう一つは同じ場所の別な未来。

緑の丘。そこからの景色にはたくさんの人が見えて、生命の気配に溢れて、光が水面に照り返し、風がどこまでも続く世界に広がって、森があって、音楽が聞こえ、人々は笑いあっている。

誰もが必要を満たされて、愛し合い、分かち合っている。

人は地球と同じほどに意識を成長させ、そこでは自分のためと人のためは同じ意味になる。



どちらも選択可能な未来として示されたのだと思います。



今を生きることは、未来を生きること。

今、ここが満ちて十分でなければ、未来によいものを生み出していけない。



まず自分の芯がぶれないでいること。

より大きな心の中心にいつもつながって、自分の中心と宇宙の中心を一致させてい続けること。

そのとき人は、とても大きな力を持ち得るし、与え得る存在でいられます。



からだを感じ、意識することはセンタリングとグラウンディングにはとても有効です。

からだは、自分を現実と結び付けてくれるとても有効なポータルです。



まず自分のからだを感じ、呼吸を深くして、「今ここ」を思い出しましょう。

そうしたら、自分の生活に必要なものと不必要なものを見分けて、今できることから一つ一つ始めていく。



自分の中心からぶれさせるものは、できるだけ遠ざけましょう。

TV映像と、他人の批評批判のエネルギーにのまれないようにしましょう。



あなたがあなたの真ん中にどっしりいれば、それだけで救われ、癒される人がいます。



自分を安らぎの源に繋げる役に立つものは、どんどん利用しましょう。

風に当たり、緑と水にふれる。歩く。木々と大地と交流する。

空を仰ぐ。(今夜は月の周りに光の環が出ていてとても綺麗です)

クリスタルを持つ。(ロシアンレムリアンが活性しているみたい)

温かいものを抱く。(仙骨を手で温めてあげると落ち着きます)

電話する。ハグする。(安定していそうな人と)



その他思いつく限り、自分の安らぎにつながることをしてください。

そうしたら、まずは眠りましょう。



ゆっくり寝て起きたら、きっともう大丈夫。

あなたの歩きたい方へ、足元を見据えて歩き出せる。





皆の想いが、世界を変える力になりますように。





ありがとう。















 

0 件のコメント :

コメントを投稿