ムー、あるいはレムリアに由来すると言われるハワイのフナ(シャーマン)哲学のご紹介です。
読んでみたら非常に興味深かったので転載します。
こういう宇宙由来の古代叡智にはとても心惹かれるものがある。
Lagoon Diaryより転載
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世界の7原則:
(ハワイのフナの哲学から)
-古文書ではプレアデスからやってきたムー大陸の末裔であるメネフネ(ハワイ伝説の小人たち)の伝承哲学とのこと-
原則1. (イケ- Ike )
「この世(世界)は、あなたが思っているとおりのものである。」
恐怖や心配、怒り、悲嘆は、病気を引き起こし、われわれの治癒や有効性を減少させます。
信頼、決断、愛、許しの思念は、われわれの健康をもたらし、生産性を増加させます。
それだけではなく、物理的な世界で、「思念」はテレパシー的にそれと同等の「物質」を引き寄せています。
創造的な思念は、ポジティブな人々やできごとを寄せ付け、ネガティブな思念はネガティブな人々やできごとを寄せ付けます。
あなたの経験は、信仰、つまり何を信じるかによって決定・創造されています。
古代や現代の歴史には、世界を、このような念(祈り、振興、決断)によって変化させた、という例が多く見られます。
それゆえ「すべては夢である」
わたしたちは、実際に夢の中を生きています。これは、人生が幻想である、というわけではないです。
夢は現実であり、この現実こそが夢である、ということです。今現在、体験している現実は多くの夢のうちのひとつです。
シャーマンによれば、日常の体験は「群集幻想」です。
もし、これが夢であり、その中でフルに覚醒していることができるならば、夢見のパターンを変更することで、その夢(現実)を変えることができます。この夢見のパターンを変更する技をシャーマンは持っています。
それゆえ「すべての信念体系は任意のものである」
すべてが夢ならば、すべての意味をわたしたちが作りあげることができます。
絶対の真実は、わたしたちがそうだと決めただけのものです。
ある経験の意味は、あなたが受け入れた解釈次第となります。
そのため、重要なことは、特定の信念体系が真実かどうかではなく、その信念体系があなたに有効かどうか(効くかどうか)です。
原則2.(カラ- Kala)
「限界は存在しない。」
すべてが思うとおりの世界であり、すべてが夢ならば、宇宙は無限です。
無限の宇宙には無限の体験がある、といいますが、これは実は、体験が全くできないことを意味しています。
そのため、わざと制限・区切りを設けることで、比較、対照、変化の感覚を演出し、特定の体験を創造しています。
これを「創造的な制限」といいます。たとえば五感による制限がなければ、この次元を体験することすらできません。
地球上で、生活体験できるために、神、もしくはハイヤーセルフが設定した制限がこの物理世界だ、ともいえます。
それゆえ「すべてはつながっている」
生命の各部分は、それ以外の部分とつながっていす。個への影響は、程度の差こそあれ全体に影響してます。
愛や憎しみのひとつの想念が宇宙全体に影響します。
でも、あなたの体への影響のほうがベテルギウス星へのそれよりも影響度が高いでしょう。
すべてが相互に接続されているため、遠隔から影響を及ぼすヒーリングや顕現(現実の創造)が可能になります。
それゆえ「すべては可能だ」
それは、あなたが信じさえすれば可能です。
しかし、この世界には自分ひとりではないので、他人が信じるかどうかも実現度に影響するようです。
それゆえ「分離は便宜的なイリュージョンだ」
他人の感情があなたに影響を及ぼして阻害するのを防ぐためには、
その場で、制限と分離を創造します。そうして影響が及ばないところで、自分に対してパワーと熱意を再チャージします。
そうすれば、その他人を助けることもできる。
原則3.(マキア- Makia)
「注意がいくところにエネルギーは流れる」
瞑想と催眠は、この原則を利用しています。
瞑想とは、持続的に注意を集中させることです。深く、意識的に黙考すること、ともいえます。
この集中により、宇宙のエネルギーを媒介して、焦点を当てた思念と等価の物理的なものの顕現につなげます。
一般的には、瞑想はカルマの洗浄、悟りへの到達、に使われます。
一般的には、催眠は禁煙や減量にも使われる、実践的なものです。
しかし、どちらも、もっとポジティブな信念や期待の方へ、自分がもう一度焦点を当てるように注意を向けることです。
もし、現実が望む通りのものなら、よいことです。
しかし、そうでないならば、普段から焦点を当てている夢見のクセを修正することで、引き寄せる現実を変えることができます。
瞑想や催眠は、これに役立つ道具です。
それゆえ「エネルギーが流れるところに注意が向く」
エネルギーが高いものには自然と注意が向けられます。
たとえば、強烈な光、きらめく物体、大きな音。
五感や第六感を刺激する見えないエネルギーもあります。
感情的な強さ、感覚の集中度によって、強いオーラやエネルギー場を放つ人もいます。
地震多発地帯は、人をひきつけ、人口が増加します。それにより、さらにエネルギーは増大します。
パワースポットや聖域は、どちらかというと受動的な力です。
そこでは、もっと活動的なパワースポットである「都会」で充電されてやってきた人がリラックスすることで、満杯のエネルギーがあふれ出して、ヒリヒリする感覚や超常現象が発生します。
人間自身がエネルギー発電機なので、多くの人が、落ち着いた受動的なパワースポットに移動してしまうと、彼らは、その場所をすぐに活動的でダイナミック、かつストレスフルなパワースポットにしてしまうでしょう。
それゆえ「すべてはエネルギーです」
物理学や量子力学の例があります。エネルギー保存の法則などでも指摘されています。
同じように、特に感情と信念によって増強された思念は、物理的に同等の(等価の)ものを生み出します。
原則4.(マナワ- Manawa)
「今こそが力の瞬間だ」
東洋のカルマの考え方は、過去や過去生が現在や現世に影響を与えているといいます。
シャーマンは、そうではなく、あなたの「現在の」あなた自身や周囲に対する信念や決定や活動が、現在の状況を作っている、と考えています。
「現在の瞬間」にだけ、カルマは存在し、効力を発揮しています。
あなたの、この瞬間の心理的・物理的な振る舞いが、直接反映して、あなたの環境や状況を作り出しています。
わたしたちは記憶のおかげで、心と体の習慣を日々引きずって生きています。
しかし実際は、毎日、世界は新しく創造されており、どんな習慣・クセも今の瞬間に変更することができます。
しかし、これは簡単ではないでしょう。
あなたの現在の状況は、両親や社会的バックグラウンドとは無関係です。
あなたが今、それらに対して信じている事柄、そして、その信念に対してあなたが今、どう反応しているか、が最も確実に影響を与えています。
この瞬間に、自分自身で「考えや振る舞い」を変えることができる程度に応じて、あなたは世界を変えています。
それゆえ「すべては相対的なものです」
「今」とは現在、注意を向けることができる瞬間の範囲です。ですので、今、1日、1年などと範囲の幅をもたすことができます。
その注意を向けることができる範囲を大きくすれば、われわれは過去・未来も変えることができます。
それゆえ「パワーは感覚的な集中により増大します」
今日、多くのひとが過去の記憶や、未来への投影や、異世界への幻想や、自分自身に注意を集中しすぎています。
このような想像により、「この瞬間」を知覚する程度が減少すればするほど、今現在における彼らのパワーや効力は失われています。
不幸にも、強い恐怖や怒りにより、過去・未来・別の場所に強迫的にとり付かれている人々もいます。
罪悪感、心配事は、彼らを現在の瞬間から切り離し、人生の喜びから切り離してしまいます。
これら恐怖と怒りは、感覚的「現在」に焦点をシフトすることで減らすことはできます。
「感覚的な現在に焦点をシフトする」とは、もっともっと自覚的に五感からのインプットに注意を払うことです。
感覚的な受容を高める経験を通して、リラクゼーションを高め、自分とその周りのエネルギーの流れを認識し、普段は感じない出来事をより認識できるようになります。
・・・そうすると、物理的現実の夢的な性質の認識が高まり、夢のさなかにいても明晰さを保つことができます。
この現実の奇妙さは、あなたを驚かすかもしれません、または、喜びで飛び上がってしまう感じになるかもしれません。
原則5.(アロハ- Aloha)
「愛するとは、一緒にいて幸福である、ことだ」
alohaとは、「今(alo)、生命エネルギー(ha)を歓び(oha)分かち合う('alo)」こと。
あなたの愛の対象(人、場所、もの)とともに幸せを感じる程度に応じて、愛が育まれます。
そのため、不幸せの感覚を招く恐怖、怒り、疑惑の念は、愛を遠ざけます。
深く愛する、とは、深くつながることです。
つながりの深さと明確さが増加すれば、恐怖、怒り、疑惑の念が取り除かれていきます。
それゆえ「批判が減少すれば愛は増加する」
他人同士でも、期待や魂胆なしにただそこに共にいるだけで、愛が芽生えます。
批判や判断を下すことなく、共に認め合い、サポートし合うだけで、そうなるのです。
恐怖、怒り、疑念がないところには、愛が存在します。
実際には、愛は常にそこにあります。恐怖、怒り、疑念がそれを隠してしまっているだけです。
恐怖、怒り、疑念は、否定的な批判や判断へつながり、それは分離をもたらし、愛を低下させます。
批判は関係を台無しにします。
それに対して、賞賛は愛を再構築してくれます。関係性を明確にし強化してくれるからです。
第3の原則に基づき、あなたが賞賛する時、その賞賛対象の長所が強化され、増加し、成長します。
批判する時は、その批判対象の短所が強化されてしまうでしょう。
出会った時は、楽しく幸福でありがちなのは、相手の長所にフォーカスしているからです。
自分や相手への疑念が首をもたげると、実際の短所、そして想像上の短所・失敗にフォーカスしがちです。
しかし、こわれそうな関係は、批判を取り除くことで、そして沢山の強い賞賛と認め合いによって、修復し、もう一度幸せを取り戻せます。
これは、パートナー双方が参加するとうまく行き易く、片方だけならば可能ですが困難です。
パートナーの好きな点を認める機会を増やし、好きでない点への忍耐を強化しましょう。
口頭での賞賛とともに、テレパシー的に念じる賞賛も大事になります。
それゆえ「すべてのものは、生きている、覚醒している、責任をもって振舞う」
シャーマンは、植物、動物、人間だけが生命を持っているとは考えていません。
生命は「動き」ととられているからです。岩はゆっくり動き、光は速く動きます。
シャーマンはこれらを別の生命体とみなしています。
第2原則より、生命の源泉は無限であり、生命の源泉は、自ら覚醒しています。
そのため、万物は自ら覚醒し、程度に応じて周囲の出来事に対する責任を持っています。
このためシャーマンは万物に敬意を払います。この敬意には非常に現実的な目的もあるのです。
あなたの無意識("Ku")は、生きており、意識を持ち、責任感を持っています。
もし、自分自身を批判したならば、"Ku"は攻撃を受けたと感じ、防御します。筋肉を硬直させます。
それは、ストレスを増し、意識と記憶とエネルギーの流れを阻害し、あなたは病気や事故に遭いやすくなります。
特に自己批判の習慣はその傾向があります。
それとは対照的に、自己を認めることで、筋肉が弛緩し、意識とエネルギーの流れと強さを増強します。
技能記憶を開放し、気持ちが楽になります。
批判・賞賛は以下のような3つのことが起こります。
(1)あなたの無意識("Ku")は、自分自身と自分の夢を区別できません。
その対象が、他人・雨天・車・政府など、何であれ、無意識("Ku")は、その批判を個人的に受け止め、体が緊張します。
逆に"Ku"は賞賛も個人的に受け止め、「ありがとう」と言い、体は弛緩します。
(2)批判・賞賛の対象はその性質を強化します。
第3原則により、あなたが批判・賞賛のために焦点を当てた人や組織やものの性質や条件は、強化されます。批判された人はそのいやな振る舞いを強化し、賞賛された場合、長所は強化されます。
またその人が賞賛の意見を聞かなくとも、それによって、"Ku"が愛に対して反応し、長所が強化されるのを助けます。
これは、天気でも車でもそうです。また政府でもそうなのです。
政府の悪い活動は批判により助長され、良い活動は賞賛により強化されます。
(3)批判は、分離を増強し、批判対象の正しい認識を弱くします。
賞賛は、賞賛対象へあなたを近づけ、賞賛対象に対する正しい認識を強化します。
それによりあなたの成長を拡大します。
他人の批判を聞いた場合は、賞賛の祈りや褒める言葉によって中性化し打ち消すことができます。
大声で、または静かに自分自身を褒めて下さい。
原則6.(マナ- Mana)
「すべてのパワーは内側からやってくる」
フナの哲学では、経験を作り出す全パワーはあなた自身の体・マインド・精神からやってくると教えています。
制限が無いのならば、宇宙や生命の源は無限です。そのため全パワーはその宇宙に遍く存在します。
もちろん、あなたが「自分自身」と呼んでいる極点もその例外ではありません。
すべての経験に、自分も一定の役割を演じており、自分自身の中の要素を変更することで、経験も変化します。
経験を生成したのは、あなたのパワーですので、それを変更するパワーもあなたに内在しています。
それゆえ「万物はパワーを持っている」
すべての人は同じパワーを持っています。参加する人は全員、彼ら自身の経験を共に作り出しています。
風、木、花、星、山、海、雨、雲。自然界の万物も例外なく、彼ら自身の経験を作り出しています。
コンピューターも。
そのため、一緒に作業をする場合は、死んだ物質に意思を押し付けるように振舞うのではなく、そのパワーに敬意を持って接することを学ぶべきです。
またそれらのパワーから学び、それを利用することもできます。
シャーマンは、風の見えない力に学び、ジャガーの動くパワーに、木の治癒パワーに学びました。
現代人は、電磁気の見えない力に、機械の動く力に、音楽の治癒力に学び、利用することができます。
「パワーは権威から生まれる」
マナ"Mana"の基本的な意味は「権威」です。
権威を持って言葉を発する、とは、言葉がもたらす結果に確信を持って話すことです。
確信を持った権威的な態度は、意識的な創造をもたらす鍵です。
これは言葉とともに、視覚化とともに、感覚とともに利用します。
原則7.
「有効性が真実の尺度となる」
何事も目的を基準にして手段を決定します。汚いやりかたで成功すると、それなりの結末があります。
他人を助けながら成功すれば、成功できた後でも、あなたを助ける人が沢山います。
シャーマンは有効性を重視した実践家であり、究極の真実には興味がありませんでした。
特定の宗派やシステム、手段は無関係であり、ゴールは「治癒」であり、効用が重要でした。
それゆえ「何事にも別のやり方がいつも存在する」
無限の宇宙には、問題へのアプローチはひとつではありません。
ゴールが重要なら手段を変更すればよいのだから、諦めるべきではありません。
人生と人生を改良する方法は無限の可能性を秘めて存在しています。
これら七原則に基づきシャーマンは現実を改善する以下のテクニックを持っています。
・観る
現実を異なる次元から見ることができる
・クリアにする
自分自身と全世界との接続を常にクリアに保つ
(心身のストレスを即座に開放し、世界の他の側面を意識できる)
・焦点をあてる
(目的や意思に常に集中できる)
・現在性を保つ
(今現在の現象に注力すること)
・褒め称える
(現在の姿だけでなく、将来をも褒めること「よい一日でありますように」など。)
・強化する
(パワー強化のツール(石、杖など)を利用、人格化して扱いパワーを強化する)
・夢を紡ぎだす
(夢を紡ぎ、現実化し目的に近づける)
"Urban Shaman"より (Serge Kahili King著 Fireside book刊)
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