0mm


今朝不意に剃りたくなり、人生初の0mm直バリカン。
意外とツルツルにはならない。

ティートリー、ラベンダー、フランキンセンスの頭皮直アロマが最高だ。
空に頭が抜けるような爽快感が、控えめに言っても素晴らしい。
何故もっと早くこれをしなかったのか。

秋が来た。
朝の空気が、光をはらんで通り抜けていく。
深く呼吸ができる透明な風。
なんというか、僕らはもう何も隠す必要のない世界に辿り着いた気がする。

特にこの十月になって、世界の切り替わりを感じる。
もう、何かである必要はない。
ただ開いて、在ればいい。

守る必要のない自分でいられたら、ただ在ることを許せるのかもしれない。
自分から鎧を脱いでみること。
世界と自分の間にあるものを外してみる。
マスクとか、サングラスとか、長い髪とか。

それは、真っ直ぐ世界を観ること。
真っ直ぐ世界から観られることを許すこと。
観ているものと、観られているものの境界が自我だ。
それが薄くなるほど、この世界と仲良くなれる。
自分と仲良くなれる。

境界がなくなるとき、自分と世界は実は同じものだと気付く。
なんだかそういう世界は、もうすぐ隣にある気がする。








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