1504年にフィレンツェで撮影されたモナ・リザとレオナルド・ダ・ヴィンチの珍しい写真だそうだが、写真は1826年頃の発明とされている。
つまり最近流行りのAI創作写真ですな。
個人的にはすごい素敵な絵だなと思う。
モナリザは身近な友達にいそうな親近感で、暖かい表情や気持ちの温度まで伝わってくる。
ダビンチはポム爺さん (ラピュタ)みたいな卓越した存在感。
この人が沢山の発明群を残したのが頷ける。
そうであってほしいという願いは、真実よりリアリティのあるフィクションを生む。
フィクションをフィクションとして楽しむには教養とリテラシーが必要だ。
その上でなら、現実より美しいフィクションは在っても良いと思っている。
AI創作は一概に否定出来ないし、否定したところでもうこの流れは止まらない。
いずれ近い将来、AIは人類の集合知を超えるだろう。
そうなると何が本当で何が嘘か分からなくなる?
だけど今までだって本当に分かっていた?
結局人は信じたいものを信じて、都合のいい嘘を好んで来た。
これから見るものは、全てが嘘かもしれないと認識をリセットするいい機会だ。
そもそも外から入る情報というものは、自分の視点でない以上、幾許かの嘘やノイズを含むものなのだ。
自分のクリエイション(創造)の体験だけが真実だ。
自分の世界と経験を自分で選び、責任を持つということ。
何が本当で何が嘘かは、それほど重要ではない。
宇宙はそもそも高次元から見たバーチャルリアリティだ、客観的な真実などない。
これから始まる新しい時代に必要なのは、"自分の"世界を創り出す意志と、自分で選択する力。
他者との比較や評価に拠らない、確固たる自分軸の視点。
それら全てのソースは、自分の感情と魂のナビゲーションだ。
私達は何処へ向かうのか。
真実だと思ってきたものを疑うとき、私達の舟は地図のない大洋に放り出される。
そこからが本当のゲームの始まり。
外枠もルールも、自分で決めて始めればいい。
最高のものをデザインし、創造しよう。
それだけが、模倣と応用しか出来ないAIと人間の違い。
生きるということの真のリアリティを創ることだ。
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