遂に到着。
この旅の発端となった目的地、ギョベクリ・テペ遺跡。
(今日はがっつりご神事の話)
基本、予備知識はなるべく持たずに行く。
直接体験する一次情報以外は、感じることのノイズになるから。
昨日の考古学博物館は非常に良く出来ていたが、それでも推測を重ねた二次情報には違いない。
さわり(要点)と雰囲気だけ掴めていたらいい。
過剰な思考脂肪は直感の絶縁体だ。
幸いにして、トルコ語と英語の説明文では頭に入ってこないので塩梅が丁度いい。
さて、準備は整った。
Google先生と優しい天使達に助けられて、なんとかバスターミナルへと辿り着き、小さなバスで30分ほど揺られると、そこはもう13,000年前の神殿だ。
ふむ、ここが。
んー、んー?
なんかもう何も残っていないような...
せっかく来たので遺跡の上の丘まで登ってみよう。(違法じゃないよ)
あらためて土地に繋がり直してみる。
あー、いた。かすかに。
そうかもう、ほとんど、、
この青白い光はおそらく・・
直感的に受け取った情報をまとめると、12,000年くらい前にここら辺にいた人々のソウルグループは、環境の振動数が変わってきたため、もう地球での体験を繰り返すのをやめて、他の星やシステム系に皆で徐々に移行していったようだった。
おそらくはそれを助けたプレアデス系の霊団と一緒に。
それでも少数の人々の魂は地球に残る選択をしたが、時代を経るに連れ、一人また一人と去って行った。
おそらくはもう最後の一人となった人の光が、一緒に祈っていた久美子のスピリットに融合した。
どこかに連れて行ってほしいらしい。
これをしにここまで来たのか?
いまいち腑に落ちない。
人間という生物は他の動植物より遠くまで移動したり、意図を持って行動出来たりするので、地球のバランスを取るのによく使われる。
ちょうど酸素や栄養を運び、身体のバランスを保つ赤血球や血小板のように、地球に対して働く。
これは意図してもしてなくても、与えられる役割に僕らは無意識に共鳴して動いている。
さて、この状況における私達の役割とは?
前回の記事の最後に述べたように、今は13,000年周期の地球のバイブレーションが変わるタイミングだ。
この遺跡の人々達がこの星を去っていった頃、地球はユニティ(統合)から分離の時代に入ろうとしていた。
今はちょうどその振り子の真裏。
かつてのユニティがベースであった頃の振動数に地球が戻りつつあり、既に折り返し地点は越えた。
人々はこの一万数千年で文明を発展させ、知識を増大させ、思考や技術をAIや機械に外注できるだけの準備を整えた。
そしておそらくもう期は熟した。
分離した個としてエゴを成長させてきた時代は過ぎて、今後は個としてありながら全体の一部として統合されていく、霊性の覚醒が起きるだろう。
自分という存在は自分以上の意識の一部だという生命の位相の昇華だ。
それを既に果たした彼の人々に連れられて、ギョベクリテペの人々は去っていったとしたら、この時代がその時の振動数に再び近づくと何が起こるのか。
あ、また繋がるんだ!
そうか、迎えがくるんだ。
こちらが開くことで彼らとまた目が合うようになる。
ずっとそこにいたのだと我々が気付けるようになって、地球の霊性文明のシフトが完了する。
遠くない日、そこから地球は銀河連合に加わっていくのだろう。
そういうこと?
それが必要な気付き?
でもこのまだ終わっていない感は何か。
ところでギョベクリ・テペ遺跡を含むアナトリア南東部には、他にも広大な遺跡群が散在する。
いくつもの遺跡にはそれぞれに名前があり、私達はそこからさらに南東へ30キロ程離れたところにあるカラハン・テペ遺跡が何故か気になっていた。
これはもう行くしかないのか。
しかしそこに直接行くバスは、街からでさえ出ていない。
私達はギョベクリ・テペまでバスで来たため、他の移動手段もない。
さて、どうする。
誰かが乗ってきたタクシーが、いくつか駐車場でお客さんの帰りを待っている。
まずは訊いてみるか。
助けてと言わなければ、天使も助けようがない。
日陰で休んでいたドライバーらしきおじさん天使に、カラハン・テペまで行きたいのだけど何か方法はないかと訊いてみる。
おじさんは他のドライバーをつかまえて、何かを話している。
こいつのとこの車を一台回してやるから、少しここで待っていなさいと彼は和かに笑った。
行けそうだ。
他人を助けることが自然な文化って本当に美しいなと思う。
人々に助けられて旅は続く。
大陸に敷かれたガードレールさえない乾いた道を、車はひたすらに進む。
熱い風が肌の水気を容赦なく奪っていく。
意識がぼやけて所々落ちる。
途中車が止まったと思ったら、ドライバーのおじさんは冷たい水とジュースをいくつか買ってきて渡してくれた。
タクシーでさえ少し迷いながらも、車はカラハン・テペ遺跡に辿り着いた。
地平線まで続く乾いた大地の真ん中に、その丘はあった。
大陸を跨いで何日もかけて旅をしてきたが、実は過去の遺跡に興味があるわけではない。
見たいもの、感じたいものは、常に今もここにあるもの。
ここだ。
直感的に自分が正しい場所にいると感じた。
あとは早い。
こういう時、子供は騒いだりしない。
人払いがされて、周りに人はいなくなる。
遺跡を横目に巨大な岩の丘の上に登ると、全方位に地平線が見える場所に出た。
世界の真ん中のような気さえする。
頂上にあった岩を積んだ塔に挨拶して祈る。
どこまでも広がる風と大地。
魂がそのバイブレーションに喜んでいる。
宇宙語の歌と祈りが口から溢れてきて、祝福と光のエネルギーが大地と天とを繋ぐ。
ここは今も生きているポータルだ。
大地から溢れだす黄色と緑のエネルギーが、夜明けの初めの光のように、地球の新しい振動数を地平の隅々まで伝えていく。
この地球のツボを押しにきたのだ。
このために遥々ここまでやってきたのだと分かった。
新しいものは地下、地球からやってくる。
それは天、宇宙につながり、この星の磁場圏に新しい振動数でグリッドを描く。
こういうご神事をして、私は宇宙のお仕事と呼んでいる。
今回の旅のミッションの重要な部分は成した気がした。
心から感謝が湧いてきて、自分達もまた受け取ったものの大きさにただ溢れていた。
一つの完了感と共に、その地に別れを告げて帰途につく。
もうこの国の東側でやることはないなと感じたので、翌日はトルコ南部の都市、メルスィンに向かうことにした。
宇宙のお仕事が終わり、ここから先は人のお仕事。
トルコに住むソウルブラザー、ギョカンとゆうかのシャーマン家族と合流する。
彼らはイズミルからメルスィンに出張で来ていて、ヒーリングサークルやセッションを行っていた。
私は7月6日のギャザリングにゲストヒーラーとして呼ばれている。
久しぶりの再会だ。
彼らの協力で、7月9日、10日はイズミルの街の郊外で私の個人セッションがいくつか決まっていた。
トルコの人々に恩返し的なお仕事をすることが出来そうだ。
天と地と人と繋がりながら、旅は続く。
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