インドラの網


私達は日々別人となる。
なら「私」の連続性とは思考と記憶の中にしか担保されないのか。
きっと本当は、「私」とは私の生きた時間と共鳴した全ての人々の記憶。
宇宙の水底に刻まれ残された波の紋様。
私達は「私」以外の誰かの中にしか留まる事のない波紋。
そうやってお互いの存在を支え合う関係性の網の総体だ。
だからあなたはわたしで、わたしはすべて。
限りあるが故に限りない。







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