6と9のタブー

 

前述の夢を叶えた女性が示したのは、怖れずに進むこと。伝えること。



勇気にはたくさんの種類がある。

護る勇気、退く勇気、認める勇気。



どれも大切なものを心から愛する力。自分と他者へ優しさを示す行動力だと思う。



自分達にとって、自分の愛する人々と生命にとって、

一番大切なことは何か、恐れずに認めなくてはならないと思う。

そして、認めたのなら、見ない振りはやめて、進まなくてはならない。

あるいは過ちを認めて、来た道を引き返し、選びなおすことをしなければならない。



今、ここで動いていることが、大きな分岐点にあると、

気付くことのできる人々はどのくらいいるのだろう。

私だって面倒ごとは嫌いだ。できれば見ない振りをして、

理由をつけて自分の生活にもぐりこみたい。



でも知らなければ、自分の世界に対して責任が負えない。

自分の世界に責任が負えなければ、それは振り回されること、

被害者でいることを選ぶのと同じことだ。

自分の受け取っているものに、完全な責任を負う覚悟ができた時、

初めて、自分の人生と世界に対して、創造していく自由を選ぶことができる。



だから、受け取るし、それを伝えることもする。

知った後にどう行動するかは各自が選ぶこと。

それは自分の意思に基づいて、行われるべきこと。



だけど、今私たちが受け取っているものは、かつて自分が、

あるいは自分達が選んできたことの結果だから、

自分達の未来は、必ず今自分が選んでいることの結果になる。



一番素敵な世界に住みたいから、一番いいと思うことを選びたい。



ありがとう。







以下は田中優さんメルマガより抜粋転載

*-*-*-*-*

   

“持続する志”第45号 2009.4.24 http://tanakayu.blogspot.com/

□◆ 田中 優 より ◇■□■□◆◇◆◇■□■□





 東奥日報(2009年4月16日)によれば、「4/19の青森市長選の行

方を、電力業界がかたずをのんで見守ってい」たそうだ。鹿内博

候補は、反核燃団体の共同代表を務めた経歴の持ち主だからだ。

それに対し、原燃推進の「佐々木誠造候補の選挙事務所での出陣

式には、日本原燃の兒島伊佐美社長をはじめ、県内で原子力事業

を展開する東北電力や東京電力、電源開発などの役員・幹部がず

らりと顔をそろえ」、「知事選に匹敵するほどの力の入れよう」

だったそうだ。



 津島雄二衆院議員は、「原子力反対を掲げてきた人が万が一、

県都の市長になったら本県は計り知れない大打撃を受ける」と述

べ、「県都に反原子力の市長が誕生したら、本県は大変なことに

なる」と発言した。



 しかし選挙の結果は「青森市長に鹿内氏が初当選」となった。

これで青森は「大変なことにな」り、原燃推進は「計り知れない

大打撃を受ける」そうだ。これはありがたい。



 なぜなら再処理工場はとんでもなく有害な放射性物質を出し続

けるからだ。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

これまで海へ流された放射能の量

(2006年4月~2009年2月までの公表数値)

放出回数  205回

放射能の総量

トリチウム 2177兆ベクレル

ヨウ素129 5兆4300億ベクレル

ヨウ素131  5600億ベクレル

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 中でも上の「ヨウ素」が問題だ。ヨウ素は貴重な元素であるため、

生物は必ず集めようとする。プランクトンが、小魚がと濃縮されて

いって、人間の口に入るときには相当濃縮してしまっている。しか

も人間にとっても大切な元素だから甲状腺に濃縮される。これがチ

ェルノブイリで多発している甲状腺がんの原因と見られている。



 ただしヨウ素131は寿命が短い。8日で半分が放射線を発して安定

化し、放射性物質でなくなる。だから80日経てば千分の一以下になる

のでほとんど検出できなくなる。でも上の数字をもう一度見てほしい。

ヨウ素131よりヨウ素129のほうが全然多い。このヨウ素129の寿命は

1700万年なのだ。半分に減るまでに1700万年かかるのだ。千分の一に

なるまでの時間は1億7千万年だ。こんな放射能(よく推進派が「放

射性物質はあっても放射能なんて言葉はありません」なんてつまらな

い批判をしてくるから言うけど、放射能は放射線を出す能力のことだ。

転じて放射線を出す物質を放射能と呼んでいる)を放出していいもの

だろうか。

 つまりヨウ素129を5.43兆ベクレルも出して、いいものなのかという

ことだ。これは人の年間摂取限度量9.1ミリベクレルで割ってみると、

597兆人分の年間限度摂取量にになる。莫大すぎてよくわからないだろ

う。世界人口65億人で割ったとして、年間摂取量の約10万倍なのだ。



 なぜこんな猛毒を振り撒いていいものなのかわからない。しかも人

類の歴史よりはるかに長く残るものを。「自分の世代だけよければ、

あとはどうなってもいい」と考えているとしか思えない。そんな考え

でいる人たちに未来を任せられない。そう考える人が少数派であるこ

とのほうが不思議だ。



 「6と9はブロック」という言葉があるのをご存知だろうか。メデ

ィアは「六ヶ所村問題」と「憲法9条」の話だけは放送・放映しない

ようブロックしているのだそうだ。そんなばかげた状態を放置できな

い。だって一方の情報しか伝えない中で、いったい誰が何を判断でき

るというのだろう。

 でも、こんな日本でも少しだけ変わりつつある。市長選などで、現

職が半分しか残れなくなってきているのだ。社会を変えたい。少なく

とも子どもたちに胸が張れる程度には。



 かつて、木曽のヒノキを植えた人たちは誰も自分が利益を得たりし

ていない。なぜならヒノキは育つのに100年かかるからだ。それでも

人々は土まで背負ってヒノキを山に植えた。人々は祖先の植えてくれ

たヒノキのおかげで生活できた。だから彼らは祖先をとても大切にし、

年長者を敬ったのだ。さて今生きている私たち、子孫から敬われるこ

とをしているだろうか。敬ってもらえる生き方をしていないくせに、

「年長者を敬え」なんて、都合が良すぎると思わないだろうか。







西海市長選(長崎県) 「市民との信頼回復を」 初当選・田中氏 若

者定住策に意欲 (西日本新聞)



石巻市(宮城県)の未来、学者に託す 新人・亀山さん当選 (河北新報)



「クリーン&女性」奏功 兵庫県宝塚市長に中川智子氏 (産経新聞)



任期満了に伴う茨城県筑西市長選。

元市議会議長吉沢範夫氏が、現職の冨山省三氏(自民、公明推薦)を破り

初当選。



佐久市長(長野県)19日投開票。前県議の柳田清二氏(39)が初当選。

前県佐久事務所長の木曽茂氏(60)を破る。









0 件のコメント :

コメントを投稿