(近所の藤の花)
先週に続いて、今日も山修行に行ってきた。いろんな意味で。
(トレイルウォーカーのトレーニング)
「外秩父七峰縦走ハイキング大会」なるものに、直前に決めて参加してきた。
要は42.195キロの山道を歩くというイベント。
なかなか、長距離山道歩ける機会もないので、トレーニングがてら。
4時半に起きて、始発でまだ空も明けやらぬうちから出発。
行ったらば、チームのN君は病欠。K氏は始発でも出発に間に合わないとかで不参加。
調べておけよ ///orz・・・
別動チームが先に来ているはずなので、そっちに合流するかとも考えたけど、すでに出発後。
そして間が悪く圏外。その後、自分のPHSが圏外に入ったので、一度も連絡は取れずじまい。
そんなわけで、長い一人旅になった。
いや、一人でもいくさ。むしろ戦(いくさ)。
一人旅は嫌いではない。
イレギュラーな状況から、与えられたカードで、抜け道を見つけるのはわりと得意。
逆境は試されている感じで上がる。でもすぐに適応しちゃう。
とりあえず、入念に準備体操をして調整。
さらに空いてる自然のある素敵な場所を見つけて、軽く瞑想とセルフワーク。
そこから改めて出発。
ちょっと本気モードで飛ばしてみたら、今日は調子よさそう。
自分のペースでやれるからか?つくづくチームプレイに向いていないと思う。
前回の課題の一つだった登り坂に関しては、本日コツを発見。
前に進もうとするから余計に疲れるのだ。
残し足の踵を、最後まで意識して押し出すと、重心の粘り強い滑らかな移動ができるので、結果的にあまり疲れない。
今日のポイントはかかとの意識に尽きた。かかとを伸ばすこと!
さらに瞑想状態で身体を前に引っ張らせると、移動が早い上に心地好い。
そして下りがやはり依然難題。どうしてもダメージの蓄積が膝にくる。
とくに右足の使い方が悪いらしく、右膝へのダメージが深刻。
いっそ後を向いて降りたら、登りの応用でなんとかならないものか。
大会の謳い文句は「見晴しの良い外秩父の主な峰々を縦走します。途中、リタイアの方も楽々バス停へ下山できます。」というものだったが、あれは嘘だ。
バス停へ向かう下山ルートが、一番の難所だった。
おかげで膝が痛くて危うく動けなくなりそうだった。
そうなのだ。途中でタイムアップで、日があり安全な間に下山するなら今しかないことが分かり、やむなく道半ばで下山することにした。無念。
最後が定峰峠だったので、22.4キロ地点。当日はあと"ほんの"5倍。
計算したら時速2.5キロくらいだったので、普通に歩くと100キロは40時間かかる計算。
このペースだと殆ど休みなしなので、もう少しペースアップが課題か。
今回は、いよいよ膝サポーターが、当日は必須だということを確信した。
しかもまだまだ、荷物は減らせるということも確認できたのでよしとしよう。
まだ桜が散っていて綺麗だった。共有できる誰かと歩けばもっと楽しめそう。
アフリカの諺にこんな言葉があるらしい。
「急いでいくなら、一人でいけばいい
遠くへいくなら、皆でいけばいい」
結局人生の目的は、何かを為すことではないのだ。
共にあり、感じ、受け取ること。経験だけが、ずっと持ってゆけるもの。
分かち合い増える、失われないもの。
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