60億キロの孤独






週末は、日々更新[観想]シリーズをおやすみしようかなどと、心折れかけていた頃、どんな困難にも負けず帰還した「はやぶさ」のニュースを聞く。



書くしかないでしょ。心動いたよ私は。

最後まであきらめなかった勇気ある科学者たちと、それを支えた技術者たち。

そして「はやぶさ」に心からありがとう。



あまり機械を擬人化するのもどうかと思ったが、それほどの期待と愛情を背負って、長い時をかけて作り上げられ、思われ続け、安否を案じ続けられてきた機体が、ある種の意思を持ったとして、それほどの不思議があるだろうか。

人の持つ自由意志とは位相が違ったとしても、石にだって植物にだって、無機物にだって、意思(磁場)が存在することを私は知っている。



復路で通信が途絶えたとき、バッテリーを保護する回路のスイッチが、指示もプログラムもなくONになっていたそうだ。

そして今尚その原因は全く分かっていない。

もしそれがONになっていなかったら、間違いなく電池が途切れていたという。



きっと思いに応えたくて、帰りたくて。

これが彼の「意志」だったのだと、私は信じたい。



はやぶさに託された「心」を思う。



使命を託され、遥かに続く無限の暗い宇宙を、独り往く者の気持ちはどうだったろう。

はやぶさの見た最後の風景が、この星を臨むものでよかった。







※地上との交信を終える約25分前に地球を撮影し、

その後、大気圏で燃え尽きた。

送信の最中に通信が途絶えたため、写真の下部は欠けている。







ありがとう。











【参考動画】

地球へ帰還。光り輝きながら夜空へ散る「はやぶさ」

探査機はやぶさにおける、日本技術者の変態力

Starduster 「はやぶさ」~はじめてのおつかい

 



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