流星群とUFO







さーて、書くべきことがいろいろたまってきています。

おかげさまでこの「りゅー日記」も、数日内に10万PVを迎えそうです。

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こんな文章が10万回も読まれたのだと思うと、すごい数字だなと思います。

これからも気を引き締めて、アウトプットしていこうと思います。





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立秋を越え、空気が少しずつ澄んで、夜には秋の気配が交じり始めた。

先日はペルセウス座の流星群だったので、河原に観に行ってみた。



毎年、花火やら天体観測やらのイベントをやるのに、今年は直前まですっかり忘れていて、当日動けた内輪の友人だけでひっそりと行った。



夏の夜が好きだ。

全ての季節の中で一番好きかもしれない。



「河原で寝袋敷いて流星観てるよー」という誘いを受けて、あれこれ準備して出かける。

ブルーシートと蚊取り線香は必須。今年は一度もやっていなかったので、コンビニで一番小さな花火を二つ買った。

近所の河原に着くと、すでに何組かの観測者達が、あちこちに点在している。

大学生くらいの子達のはしゃぐ声が近くに聞こえた。



もっとも、こちらのメンタリティーも子供みたいなものなので、とりあえず持ってきた花火を残らずぶちまける。

プロペラが付いた飛び上がる花火を全部一気に着火したら、勢い余って頭にぶつかった。少し焦げた。

残りの手持ち花火で光文字を描こうと踊ったら、思いのほか難しくて面白い。

花火ってのは、たくさんやらなくてもいいのだなと認識を改めた。

少しだけ、思いっきりやった方が密度が濃くて楽しい。



シートに寝転がって見上げていると、静けさが降りてくる。

見えるのは遠くの街の灯と下弦の月。聞こえるのは虫の音だけ。

天の川や昴を久しぶりに見た。空は昔見たままの星空。

いくつか大きな流星が飛んだ。夜空に痕を描いて、強く輝いて消える流れ星。



そういえば、「流星の音」という話をかつて聞いたことがあった。

八ヶ岳の天文台に毎年通っていた学生の頃、その天文台の館長が教えてくれたのだ。



耳を澄まして、星を眺めていると、まれに流星の音を聞く人がいるそうだ。

(本当は光と音は速度が違うので、光と同時に音が聞こえる訳はないのだけど)

たしか、流星が流れるときに、摩擦で光と共に強烈な電磁波を出す。

それが光と同時に、観ている人の長い髪の毛などを震わせて、音として聞こえることがあるという話だった。



宇宙の音。

僕達が耳を澄ませば、星の声はそんなにも近い所にある。



夏の夜に一人空を見上げていると、自分と宇宙はつながっている一つの存在なのだと感じられる。

そしてそれを宇宙の側から、外側からも観ている自分も自然に感じられる。

夜一人空を見上げる時、最も孤独に近い場所にいる時に、なぜか最も外の世界とのつながりを感じられる。

だからずっと、幼い頃から空ばかり見上げてきた。



星を見上げるとき、昔はいつも宇宙側から自分を見ていた。

そしていつからか、地球にいて、地上から空を見上げることが自然に思えるようになったのは、多分、この星で生きていくことに同意したからだと思う。

自分の使命とか、やりたいこととか、地球という星で、この身体でそれを見届けようと同意した頃から、ちゃんと星を見上げられるようになった。



地上にグラウンディングできていない子は結構いるとおもう。

なんとなく自分を異邦人だと感じて生きてきた、そんな思いはよく理解できる。



地に足をつけて生きる(グラウンディング)というのは、実のところそれが出来ないある種の人々にとっては受け入れにくい感覚だ。

僕が感じるところでは、他の惑星にいた頃の魂の記憶とつながりから、今でもこの地上ではなく宇宙にグラウンディングコードが繋がったままのケースがちらほら見受けられる。



秋になったら、いろいろやることを変えていこう。心と体と魂をもっと丁寧に扱って極めていこう。

(ある場所でワーク、セッションをやりませんかというお話を頂いていて、まだ具体的には詰めてないけど、宇宙人スピリットを持った人々のケアとかのワーク機会が増えると思う)



この夏は、いろいろと基本に返ることに焦点を当てている。

内的にも外的にもゆったり大きく動いて整理されていく感じがある。

できるだけ自分の中の純粋さに還って、そこから始め直したいと思う。





明け方、何を思うともなくぼんやりと、ゆっくり夜空を流れる雲を見上げていた。

その時、唐突になんの音もなく、スーッと光の群れが視界を横切っていった。

慌てて、隣で寝息を立てている友人を叩き起こした。



認識する間もなく、高速移動していく光郡。

5機の機体が、雁のようなV字隊列を組んで、真上の空を高速移動していく。

黄色っぽいオレンジの光がそれぞれ3つくらいずつ明滅していた。

カーブをするときに揺らぐ機体の揺れまではっきり見えたから、かなり低い位置を飛んでいたのかもしれない。

雲間に入っていくまでの数秒、僕等はそれを呆然と眺めていた。



流星観測に来ていた他の人がすべていなくなった、朝4時ちょうどだった。

UFOは見せたい人を選んで姿を見せるというから、ひょっとしたら見せに来たのかもしれない。

生きている間に、いつかあれに乗せてもらおうと密かに思った。



興奮冷めやらぬうちに、夜が白み始める。

ああ、夜が終わってしまった。

新しい世界が始まるこの境目の時間には、言葉にならないたくさんのものが確かに存在している。



可能性のままのあらゆる何かと、光と形を与えられて存在を確かにした実体と。

光と影、陰と陽、表と裏。そういうあらゆる宇宙の呼吸が、僕達の認識を隔てて世界を切り取る、その直前の境界。

その瞬間にたった一人、自分の中の宇宙に繋がった一なる部分を感じ、共に在ると、この世界の本質にほんの少し触れることが出来る気がする。



その本質は常に限りなく美しい。

明けてゆく空が、ギフトのように世界を染めるわずかな時間、その幸運にどれだけの人が立ち会うことができるのだろう。



毎日生まれ変わるというこの星の奇跡。美しい出来事に魂を洗えば、人もまた生まれ変わることができる。

世界の本質は真・善・美にしか還らないことを思い出せば、前を向いていられる。

今はそう思えなくても、諦めなければ、それはより大きな善きことの一部であったと知ることが出来る。

どうか大きな視点を、保ち続ける勇気を持つことができますように。





ありがとう。















 

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