清水友邦氏の記事より、男女性のエネルギーに関する興味深い文章があったので以下覚書として転記します。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
からだの生体電位に差があり性交を通して男と女は電気交換をするという研究をしたルドルフ・アーバンというドイツの研究者がいました。
ある東洋人のカップル二人には火花が飛ぶほどの電位差があり、それを解消するのに27分間の性的接触が必要でした。
２７分以下の性的接触はもう一度行為を繰り返したいという欲求が生まれ、火花が飛びました。
電位差の中和は２７分が臨界値だったのです。
２７分以上のあとでは、緊張から全く解放されました。
そして性交くりかえしたいという欲求は消え、お互いに対する愛情は増え、二人はこの上なく幸福だったのです。
ルドルフ・アーバンは肉体的病気と精神障害は不満足な性生活と密接な関係があり、それは生体電気の不足が引き起こしているのではないかと理論をたてました。
「長い性交のあいだにふたりのからだの細胞から放出され皮膚にためられていた生体電気が、ふたりの性器にながれて行き、そこで電位差をもった二種類の生体電気が出会い、たがいに中和しあいます。それらが中性になるにつれて、ふたりのからだの電気的緊張はなくなり、完全なくつろぎの状態になるのです。」（ルドルフ・V・アーバン『愛のヨガ』）
マイナスの電気に満たされた男性の緊張はプラスの電気に満たされた女性と接触する以外に開放はないとアーバンは考えたのです。
今から40年前に渋谷から井の頭線で1駅にある神泉にあった相似象学会に通っていたことがあります。
カタカムナを発見した物理学者の楢崎皐月から唯一の後継者と指名された宇野多美恵会長が主宰していたのが相似象学会です。
相似象学会の宇野多美恵会長は男女の性を電気のエネルギー現象として私に説明してくれました。
女性は環境（アマ）から電気を取ることができたので、いつも高い電位状態にいることができました。しかし、女性を通さなければ男性は電子を取れないので電子の足りない状態に陥り易いのです。それゆえに足りない電気を求めて、性の衝動が男性に生じます。
男性は何とか女性を獲得しようと男性同士が淘汰して優秀な者が残ります。
その戦いに女性は干渉しませんがその選択権は女性が持っていました。
女性にその選択があるのは環境から常にアマナという電気をとり入れて居るからで、男性がそれに魅力を感じて追ひかけるのが生物の天然のすがたなのです。
以下の話は純粋な物理科学の話ではなくて
物理の用語を借りて現象を把握しようとする思想です。
電気の粒子現象をキャリアとよびます。
キャリアの電気素量が陰性である場合を電子（エレクトロン）と呼び、キャリアの電気素量が陽性である場合を、電子に対して正孔（ポジディブホール） と言います。
正孔は水の中の泡（アワ）に似て、泡（アワ）が重力方向とは反対向きに運動するように、電界といふ環境において、正孔は電子と反対方向に運動します。
電子（エレクトロン）型とは男性における電気キャリアの逆スピン電子が、環境のアマウツシを得て、女性の頭脳に正孔・正スピンを誘発して、脳電流の電導率を高めます。それが『電子が電気伝導を支配して居る型』です。
正孔（ポジディブホール）型とは、女性における電気キャリアの正孔が、環境からのアマウツシを得て、男性の頭脳に正反スピン電子を誘発して、脳電流の電導率を高めます。それが『正孔が電気伝導を支配して居る型』です。
女性の魅力は肉体の造形の美醜にあるのではなく、環境との相互作用にありました。電気現象には電子（エレクトロン）と正孔（ポジディブホール）があり、女性は正孔（ポジディブホール）が多く、アマから直接電気を取り入れることができます。
アマから電気を取り入れることをアマウツシといいました。
正孔が表面に移動すると電子を放出しますが女性はアマウツシで電気をアマから無限に取り入れることができるのでした。
男性が本能的に女性の手を取り愛撫したくなるのは、この正孔電子を追う姿で、女性はすぐに飽和してしまうので男性の手は次々と動いて追い続けます。
その間、男女ともにマイナス・エントロピーの恍惚状態になり心身は活性化します。
これを性の交換栄養といっています。
男女の性の交流は、電気回路にたとへられます。
送電線は、空中架線一本にアースをとり、地下の『前駆流』によって回路が通じます。
地下に障害物があってこの前駆流が通じないと、いかに高圧をかけても電流は流れません。
女性は、その体質に於いて、生命の前駆流があります。
前駆流とは、電子流を起すための陽電気が、電子流の前方に次々に発生する現象です。
女性は男性に前駆し、男性はそれを追って、女性を通してそれを獲得していきます。
男性が正孔電子をとり易い状態を求めて、手指や足や唇を女性の肌に触れたい衝動にかられるのを一概に『エッチだ』として片付けるのは、根本的なあやまりであって、それは飢えたものに食を与えないやうな無慈悲なことなのです。
宇宙の一切は、無限の始元量（アマ）を同根として発現し、ウヅマキ運動（アワ）を続けて居る有様が相似の象（カタチ） なのです。
インドの神秘家Oshoは「マイウェイ」という講話録でスピリチュアルな世界での誕生は女性が光明を得るには男性を通してしかできないと講話しています。
それだけ聞いてしまうと女性から抗議がきそうな話です。
女性エネルギーと男性エネルギーが違っているのは 女性が男性より低い存在ということではないので 平等や不平等の問題ではありません。
男性は子宮がなく女性は子宮があるという構造の違いのように ただ男性と女性が違っているという 事実があるだけなのです 。
そして、覚醒にいたる道には愛の道と瞑想の道があり、愛には他者が必要ですが、瞑想は他者を必要としなくとも一人で達成できるのです。
男性はまず瞑想を成就してはじめて愛に至ります。
女性は愛を通して瞑想に至ります。
女性が一人でいることはむずかしいのです。
女性の存在自体が深い愛への衝動に動かされています。
愛が女性に潤を与えるのです。
もっとも深いエクスタシーの中でエゴが溶けて一つになるのが愛の道でした。
女性が愛するためには誰か相手が必要でした。
女性は愛する者と一つになることで瞑想が起こるのです。
男性が瞑想にあるとき、女性が愛の内にあるとき、完全な合一が起きます。
そのときに愛する者が合一の扉になります。
女性が男性を通して光明にいたるのは女性の探求が愛の道だからなのです。
南太平洋のトロブリアンド諸島の結婚生活は性器にふれることがなく、毎日一緒に抱き合って寝ます。
性交するときは30分以上愛撫しあい、抱き合い、キスし合います。
その間、絶対に男性は女性のクリトリスにさわりません。
性交が始まると結合したまま30分以上の長時間、動かずに横たわってからでないと動きません。
男性が女性に乗ることはありません。
お互いの筋肉の緊張がない体位を取るのです。
クライマックスのあとでも長時間横たわったままでいます。
トロブリアンド諸島の人々は心が病むことはなく、夫婦は調和し、離婚もなく、子供は無邪気で幸福で育つと報告されています。
一般にポリネシアンセックス（Polynesian Sex）と呼ばれています。
肉体の快感を得ようとポリネシアンセックスのやり方を真似してもうまくいかないでしょう。
物理的な肉体でなく微細なエネルギーの流れがエゴの境界を超えなければならないからです。
人間の本質は物質的な肉体を超えた非物質的な微細な領域まで含んでいます。
本当の至福はする（doing）ことではなくある(being)ことにあるのです。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
0 件のコメント :
コメントを投稿